カローラツーリング 右フロントドア プレスライン上の凹み
プレスライン上にかなり深い凹みが出来ています。
他店様で見てもらったところ凹みを見ただけで断られたそうです。数ヶ月モヤモヤした気持ちを抱えたまま過ごされて、今回当店にご相談いただきました。
今回は、プレスライン上でパネルの堅い部分が凹んでいるので、多少修理跡が残る事、
塗装が割れる可能性があること、
ヒズミが残る事、
ほぼ完全に分からない様になる事がご希望であるなら鈑金塗装の方が良い事など細かく説明しました。
お客様自身は塗装の変色、パテの跡が出る事の方が後々心配なので、それよりは「デントリペアを」と言うことでお引き受けしました。デントリペアのメリットを見てくださったのは嬉しいですね!
堅い部分の凹みなので、それなりに力をかける必要があります。内装を外してガラスも外して作業しました。
塗装が割れる事も承知して頂いていたので思いきってリペアに集中する事が出来ました。
ただ、一番深い部分は縦筋状に残ってしまいました。
もっと滑らかにリペア出来れば良いのですが、鉄板の性質状ある程度無理な部分が出てしまいます。
修理跡が良く分かる様にライトを入れて撮影していますが、普通に見るとそれほど目立つ仕上がりではありません。
鈑金塗装だと一部分のダメージの為にドア全体、特に色、肌、全体的な印象が変わってしまう事を凄く気にされていたので、とても満足して頂けました。
当店ではメリットの説明は良い事なので説明は省略しますが、デメリットはきちんとお伝えする事にしています。
その事をご了承していただいた上で、可能な限り精一杯の対応を心がけて作業しています。
デントリペアの作業はゼロか百ではなく、可能な限り百を目指す修理方法です。
作業途中でイレギュラーの起こりうる修理方法ですので、完璧、100%の完成をお望みのお客様にはお勧めしない様にしています。
お客様の納得のいく方法をご提案させて頂きたいと思っています。