修理跡が残った凹み

N-VAN再び!!!

今年6月に投稿したN-VANが再度ご入庫です。

穴の廻りのガムテープは、雨が入らないように、お客様が養生されていたものです。

前回と同じくアンテナを引っかけてしまわれたようで、今回はアンテナも完全に抜けてしまったようです。

前回すでにパネルが伸びきってしまっていたので、今回はアンテナの穴の廻りが裂けていました。

今回の修正作業の過程で、アンテナで覆われる範囲を越えてパネルが裂けてしまうと、雨漏りしてしまいます。そして見るからに修理したことが分かってしまう為、そうならないように前回以上に慎重にリペアする必要がありました。

またまた、リアゲートを外してリペアです。

アンテナの配線の片側は、引っかけた際に千切れてしまったようです。

完璧!!に直った様に見えますが….

写真でのマジックです。

↑過去のダメージもあり、凹みの廻りにクセが付いてしまっているので、少し見苦しい所が残ってしまいます。

少し張れ気味になってしまいますが、全体的にはあまり違和感無く仕上がったので、お客様にはかなり喜んで頂けました。

雨漏れ対策もキッチリやっていますので、問題無しです!!(今回バラした時も、前回の修理での雨漏りは一切ありませんでした)

本来なら動画で載せたいのですが、撮るのを忘れました。

今回は3日程お預かりしました。


CX-8左リアドアの凹み

秋頃のリペアです。

私の携帯の方が少し壊れてしまい、なかなか動画のデータがうまくいかず、暫く載せられずにいたお仕事です。

お客様によって、この凹みを大きいと思うのか、小さいと思うのか様々ですが、私としては大きいと思います。

この凹み、普通の丸い凹みに見えるのですが、かなり深くエグっていて、凹み部分の鉄板が極端に伸びています。

お客様には、少しヒズミ等が残ってしまうことを承知していただいてリペアしました。

凹みの状態と位置から、ガラスをはずして作業するのが最適でした。

この状態だと何処からでもツールが入ります!!

写真で見ると綺麗に直った様に見えますが….

動画だと少し張れぎみになっているのが確認出来ると思います。

修理部分の鉄板が伸びすぎているためで、デントリペアではこれ以上詰める事は出来ません。

一点が極端に凹んでいる場合は、こういう仕上がりになることは多々ありますが、その中でも一番見栄えの良い、目立たない仕上がりに成るように調整しています。

お客様には、この状態をシッカリご説明して、実際に見える様にセッティングもし、ご納得して頂いてお返ししました。

お客様にはとてもお喜び頂けたようで、その後、デントリペア以外のご相談もして頂ける様になりました。

ご依頼して頂く凹みには綺麗に直るもの、今回の様に少し我慢していただかなければならないもの、色々あります。

出来ることには限りがありますが、お客様の修理に対するお考えは十人十色、色々あるので出来る限りそのお客様のご希望に合う修理方法を探したいと思います。

年末になり忙しくなって来ていますが、まだまだ頑張りますので、気になる凹みがあればお気軽にご連絡下さい。


フィット天井 アンテナまわりのリペア

↑リアゲート側からの写真、手前にシャッターで引きずった線キズがあります。

車庫のシャッターでアンテナを引っかけてしまい、完全にアンテナが引き抜かれています。

お客様からは車も古いし、鈑金すると高額になるのでそこまでするつもりはなかったそうです。

しかし、このままだと雨漏りがするので乗れない。

なんとかならないか?との相談でした。

雨漏りせずに、見た目が戻ればヒズミや多少の違和感は残ってもかまわない。

仕上がりもお任せ!と言うことでしたので引き受けることにしました。


スペーシア 右フロントドアのプレスラインの凹み

プレスライン上のよくある凹みです。

今回は凹みの裏側に、リペアを邪魔する物は何も無かったので、ガラスの隙間からのみで作業出来ました。

↑この状態でリペア!

プレスライン上の一番ダメージが入っている部分が、ほんの少しだけ残ってしまいました。

言われなければほとんど気が付かない程度なので、満足して頂けました。(これ以上触ると塗装面に影響がでます)

仕上がりを考えると、内装を外して内側からの作業も加える事が多いのですが、今回は凹みの位置が絶妙に良かったので20分程で作業出来ました!

 

 


インプレッサ 右フロントドアぎわ、プレスラインの深い凹み

 

ドアのきわに凹みが出来ています。

赤丸部分はドアエッジの所で折れてしまっているので、ここはそのまま残ってしまいます。

お客様にはその事を伝えて、ご納得いただけたのでリペアすることになりました。

アウターハンドルのすぐ近くなので、ハンドル裏側、黒いベース部分がリペアに邪魔になる様なら、取り外す必要もあったのですが、今回はドアを開ける為のロッドを抜くだけでリペア出来ました。

デントリペアはテコの原理で直すので、このロッド部分に押し出すためのチカラが掛かってしまうと、ロッドが曲がってしまったり、アウターハンドル部分の部品を破損してしまうので、用心の為に外しました。

凹み中心部に傷があるので、そこは塗装しないと直らりません。お客様も、その部分は仕方が無いのでと仰って下さいました。

全体的には概ね良い出来に仕上がったと思います!

お客様にも喜んでいただけて何よりでした。

折れている部分の写真を撮るのを忘れてしまいました。ごめんなさい。

2018年9月に水色のフィアッ卜の投稿を参考にして頂ければと思います。(修理跡の残った凹みから見て頂くと出てきます)

今回のリペアはそのフィアットと比べると、断然目立たない様にリペアできたと思います。

 

 

 


BMW335iの右リアドアの凹み

 

よくある凹みですが、凹み上部が少し張れ上がっています。

凹みを出すよりもこの張れている所が一番ネックになります。この部分をどう処理するかで、仕上がりに差がでてきます。

内張りを外しての作業です。

内装を外さなくてもリペア出来そうにみえるのですが、凹みの裏に邪魔なブレスがあります。(矢印部分)

このブレスが邪魔をしているので、内装を外さないとリペア出来ません。

数種類のツールを使い分けながら、リペアしていきます。

ほんの少し微妙な違和感が残る結果となってしまいました。

お客様からは全く分からない!と、とても満足していただけた様です。

 

数年前、仕上りを動画で見て頂ける様にと思って、ホームページを作り直しました。

当店ではリペア完了後の仕上りを、必ずその場でお客様にご確認して頂いています。

ただ、仕上り良く見せるのでなく、リペアしきれなかった所(凹みの残りや違和感)を見て頂けるように確認して頂いています。

この角度だと見えないけれど、コチラから見れば見える、といった仕上りになる事は時々あるので、お客様には事実を伝える様にしています。

ご来店頂いたお客様の評価だけではなく、お客様のお友達や知り合いの方にも私の仕事は評価されると思っています。

ブログでは出来る限り悪い所が見える様に、見える角度で、静止画では無く動画で載せる様にしています。

問題なく直った時は動画で載せない時もありますが。

デントリペアとはただ単に凹みを押し出す、もしくは引き出すだけの仕事です。

理屈は物凄く単純です。

しかし単純なだけに凹みの状態が第一ですが、それ以上に作業する者の経験、技術、根気、見極め、妥協点などさまざまな事が一体となった仕事だと思います。

20年やって来た今でも、毎回ご依頼のたびに緊張する毎日が続いています。

どんな凹みでも任せて!!という日はあと何年やれば来るのでしょうか?

まだまだ修行中です!!!

 


インプレッサ 右リアドア引きずりの凹み

 

40〜50センチ程の横長の凹みです。

これは完璧にはリペア出来ません。

凹みが出来た時の引きずった深い筋状の所は消す事が出来ませんが、お客様とよくご相談した結果、目立たなくなればと言う事でお引受けしました。

今回は他の画像を撮り忘れ、これしかありません。

横長の凹みを直す場合、一点で出来た凹みを直すよりも難しくなり、時間もかかります。ライトの位置や角度の調整など工夫してすすめます。

今回はパネルぎわも損傷していた為、時間の割に完成度が低くなりましたが、お客様にはとても満足して頂けたました。

 


ワゴンR 左フロントドアの凹み

凹みの大きさだけは十分デントリペア向きですが、パネルのキワが折れ、しかも深い凹みです。短いですが横長の凹みでもあります。

パネルのキワの折れと、凹みの中心部の深すぎる部分は消せませんが、目立たなくする事は十分に可能なのでリペアをご依頼頂きました。

上の動画がリペア後です。

黄色と白のライトの映り込みが、凹みがあった後側で少し伸びるのが分かると思います。

ここが折れ部分です。

その前に小さく凹みも残っていますが、ここが限界です。

よく見て頂くと、凹みがあった場所に1.5センチ程の横長の凹み残っているのが見えます。

これも消せればほぼ完璧なのですが、鉄板が伸び過ぎているのでこれ以上の仕上りにするには、鈑金塗装でパテ埋めするしか方法がありません。

お客様には、この様になる事は時前に十分説明して、ご理解頂いた上で作業しています。

そこまで費用を掛けて直すつもりは無いとの事でしたので、十分満足して頂けた様です。

 

 


ベンツA180 右フロントドアの凹み

 

ドアの凹みで3箇所凹んでいます。

それぞれの大きさはあまり問題ではないのですが、メッキモールのすぐそばの凹みが鋭く深く凹んでいる為、跡形も無く綺麗に修理する事は出来ません。

今回のお客様は、今は引退されたのですが私がデントリペアを始めた頃からお世話になっていたモータース店の元社長様です。現役時代は車検や修理は勿論、自分で鈑金塗装もこなされる職人さんでした。

そんな社長さんですので鈑金塗装だと色が全体に変わってしまうのがイヤで、多少凹みが残る事は承知の上でご依頼頂きました。

ただ、この場所は袋状になっていてツールが入らないので、ガラスを外して水切りモールの取り付け穴からツールを入れての作業になりました。

全体的に小さくする事は出来ましたが、全く分からない様にする事は出来ませんでした。凹み中心部が鋭く凹んでいた為で、これが限界でした。

それでもかなり目立たなくなったので、ご満足頂けた様です。

新車で購入され1年も経っておらず、しかも運転席側だったので、乗るたびに目に入って気になっていらしたようです。

ちなみに、今回はガラスを外すだけでリペア出来たので良かったのですが、もし、凹みがドアの中央や下部なら黒いパネルの脱着が必要でした。この黒いパネルを外す場合は専用のリベットと、リベッターが必要なのです。車によって専用の工具が必要な事はよくあります。金額と種類を考えると全部は揃えられませんが、今後の事を考え、少しずつ用意しようと思います。

 

 


レヴォーグ 左フロントフェンダーの大きな凹み

フロントフェンダーでよくある大きめの凹みです。

タイヤハウスの端、アーチ部分もが良く見ないと分からない位ではありますが、少し曲がって折れています。(⇩赤丸部分)

タイヤハウス内側のカバーを外すと、ツールアクセスは抜群に良いです。少し凹みに問題があるので、キッチリとはいきませんが出来る限り凹みを直していきます。

パネルのきわに小さな凹み(写真の赤丸部分)が残ってしまっています。

お客様には時前に説明して了解済みです。

これよりもう少し凹みを出す事も可能ですが、塗装が割れてしまう可能がかなり高いのと、割れないまでも塗装面がブツブツとなって見た目が良くないのとで、お客様と相談した結果ここで終了しました。

仕上がりをお客様に確認して頂いたところ、大きく目立つ凹みではなくなったので、大変喜んで頂けました。

⇩ちなみに、『ブツブツとなる』という状態はこんな感じです。

以前にも投稿した写真です。「プレスラインの凹み」から見てい

参考にして頂ければ幸いです。

 


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