大きな凹み
N-WGN左フロントドア
- 斜めに引きずった凹みです。
お客様のお話ですと、ポールが倒れてきたそうです。ここ数日 雨と共に突風が吹くことがあったのでそのせいでしょうか。
幸いツールを入れてみるとサイドドアビームがありましたが、あまり苦労することなく修復出来ました。
写真では分かりにくいですが、10㎝を越える凹みでしたので実際に作業にかかるまでは仕上がりに不安がありましたが、いざ取りかかると以外に直しやすく、思った以上に綺麗に仕上がりました!
今までに何千何万もデントリペアをしています。 7~8割程度の修復状態は想像出来ます。 自信もあります。しかしあと1、2割の予測が難しく、お客様には申し訳ないのですが、やってみないとハッキリしないのです。
思った通りに仕上がりをお客様に説明して、完璧に仕上げておかえししたいと思っていますが、まだまだ経験が必要なようです。職人の道は険しいです m(__)m
規格外でしたが。。。
今回は結構特殊な例です。
シエンタのボンネットです。
自転車が止まりきれずに突っ込んで出来た凹みだそうです。
お客様自身は完全に停車されていたので全く非は無く、完全もらい事故です。
ただ、お知り合いの方だったそうで。
強く言えず自腹での修理となりご来店頂きました。
最初は一目で「修理は出来ません」と、伝えました。
ただお話を聞いていくと。。。
10年近く乗っている古い車、でも見るからにあたったと言わんばかりの凹み。
しかもこの凹みの他は大変綺麗な状態のお車でした。
ディーラーで見積りするとボンネット交換ですと言われ、かなりの出費。
ネットでウチを見つけて来られたそうです。
綺麗に直らない凹みなのは最初から分かっていたので、
お客様には何度も説明しましたが、最終的には仕上がりは任せて頂き、
こちらも出来る限りの事はする、と言うことで作業を始めました。
結果、見た目には凹みの違和感は無くなり、お客様も大変喜んでお帰り頂けたので私自身も気持ち良く終る事が出来ました。
ツールアクセスが思ったよりも良かったのが幸いでした。
アベンシス 右リヤドア
微妙にプレスラインにかかったへこみです。
凹み自体は小さいのですが、かなり深い凹みでしたので、お客様に塗装が割れる可能性を説明した上での作業でした。
もともと、鈑金塗装のつもりで鈑金屋さんに行き、
デントリぺアを教えてもらったとの事で、
最悪の場合(買ってから間もないので再塗装はかなり抵抗があったらしいのですが・・・)
鈑金も視野に入れてもらっての作業でした。
幸いツ一ルアクセスは良く、慎重に押し上げて塗装を割る事なく終了!
少し歪みが残りましたが、お客様に大変満足して頂けました。
ノート ルーフに2個のへこみです。
ルーフの修理がどうして難しいかと言うと、、、
ルーフの高さが目線の高さにあるので、へこみや歪みの浮沈みがよくわかり
しかも前後左右からも見ることが出来るので、
真正面から見るドアや、フェンダーに比べるとへこみ、ゆがみが見えやすいのです。
必然、仕上がりはシビアになります。(特にセダンタイプ)
今回へこみは2か所。そう難しいものではありませんが・・・
アクセスを確保するためには天井のパネル脱着が必要です。
ツールを入れる隙間を作るために、後ろ側の天井内張りをはずします。
荷室、リヤフェンダーの内張り(下側)、リヤガラス廻りの内張り(上側)、の順に外す必要があります。(時にはリヤシートまで脱着するものもあります)
そこまでしないと、天井廻りの内張りにしわや折れが出来てしまうのです。
脱着はお手の物ですが、とにかく時間がかかります^^;
修理は満足のいく出来でした!
時にはデントリペアが10分。
天井の脱着が2時間なんて事があります。
当店の作業内容でした<(_ _)>
N-box右フロントフェンダー
15cmくらいの深めのへこみです。
プレスラインが潰れ、上下にもハレがありました。
「ひずみが残るかも・・」と、お客様には伝えしました。
実はこのお客様はリピートの方で、
「自分があてた訳でもないのに・・」×2という悲しい事情でご来店です。
アクセスがばっちりでしたので、◎!
ご満足いただいてお帰りいただく事が出来ました<(_ _)>
やはりいかにアクセス経路を作れるかがデントリペアでは胆ですね!