凹みの種類別

ハイエース ボンネットのリペア

 

イビツな凹みの状態でご入庫です。

ボンネットを開けると、凹みの裏がそのまま手で触れることもあり、お客様が取り敢えず自分で直せるかもとやってみたそうです。

しかし、自分でリペアするのは無理だと判断されて、当店まで来られました。

これ以上触られないで正解です。

この状態でも数ヶ所、戻しきれない部分もあるのですが、この位ならまだ何とかなります。

↓別角度で。

お客様が押し上げられた時に、突き上げ過ぎていたところは、戻しきれないブツブツになっています。(専門用語ではアウティと言います)

ここは残ってしまいますが、全体的には何とか整える事が出来ました。

この様な仕上がりになってしまう事は、了承して頂いてリペアしています。

鈑金するつもりは、はじめから無かったと仰っておられたので、とても喜んで頂けました!

 

 


R2 ボンネットの凹み、張れ、イロイロ

凹みと張れが混在しています。

以前修理させて頂いたお客様からのご依頼です。

かなり広範囲のリペアになるので、作業時間を3~4時間程度お預かりしました。

エクボの凹みと、大きく広範囲にふんわり押さえた様な凹みとが重なっています。

先にエクボの凹みを直して、その後で大きな凹みを全体的にならしていきました。(他のデント屋さんではあまりやらない方法です)

やり方は企業秘密!!ただし、大きな凹みを直す場合は必須だと思っています。

デントリペアの範囲からは外れた大きな凹みですが、完璧に!ではなく目立たなく!なら何とかなります。

微妙な歪みが残りますが、普通に見ている分には殆ど気にならないと思います。

前々から欲しくて中古車で購入されたようですが

年式の割にかなり綺麗な状態だったので、ボンネットの凹みが結構気になっておられたようです。

リペア後大変喜んで頂けました。

この仕事をやっていて良かったと思える瞬間ですね。


レクサスGS250 左フロントドアの大きな凹み、2ヵ所

一度で着いた凹みではなく、上下別物です。

何が当たってこうなったのかは分かりませんが、かなり複雑で広範囲の物でした。

通常のデントリペアの範疇を越えています。写真には写っていませんが、下の凹みは凹んだ時の影響で張れ、折れがあり40センチ四方位の範囲で歪みが出ていました。

お客様にはキッチリ直すなら、鈑金塗装の方が良いとお伝えしました。

しかしやはり塗装はしたくないとの事で、お引き受けすることになりました。

内装を外してリペア開始したのですが、途中どうしてもガラスも外して作業した方が綺麗になると判断して、追加でガラスも外しました。

少し微妙な歪みが残りますが、上下とも私が思っていたよりも良く修正出来たと思います。

お客様には大変喜んで頂け、「宣伝しとくわ!」

と言って頂けたので、とても満足して頂けたようです。

出来る事には限界がありますが、引き受けたからには全力で直します!!

今回のお客様は御所市からお越しでしたが、

ちょうど出張作業の帰りにお客様からお電話を頂いたのですが、作業場の準備が全く出来ていなかったので、ご希望の時間より少しずらしてお越し頂きました。

ご来店の際には出来るだけ、前もって予約頂けるとご迷惑をお掛けしないと思います。

せっかくご来店頂いても出張していることも多いので、無駄足にならないと思います。


フォルクスワーゲン BORA トランクの凹み

トランクのエッジ部分が完全に折れ込んでいます。

デントリペアでは、絶対にきれいに直ることはありません。お客様にもその事は十分にお伝えしました。

今回、テールランプにも不具合があり、その修理費用もかなりかかるとの事でしたので、暫く検討して頂きました。

結果、以前の修理実績もあり、鈑金塗装ではなくデントリペアで出来る限りでいいので直して欲しいとのご希望で、作業する運びになりました。

この位には戻せました。

動画だと↓

こんな感じです。

当初に比べると、エッジ部分がかなり戻っているので、お客様にはとても喜んで頂けました!

エッジ部での凹みは、パネル端の二重の合わせ部と、そのキワで折れ込みが入るため、どうしてもきれいな修理にはなりません。これ以上の仕上がりを求める場合は、鈑金塗装での修理をお奨めします。

 

 


デントリペア、他店の手直し!!

 

横筋の凹みがクッキリ残っています。

中古車店で鈑金跡か?と言うことで相談がありました。

良く見ると、どうやら他店でデントリペアをした様ですが、凹みの廻りを縮めただけで、一番ダメージのあった深いところを出せずに、そのまま仕上げた様です。

手直しの場合は、突き跡が戻せないほどいじり回されている事も多々あるので、余り受けたくはなかったのですが、「今より良くなるのなら」と言うことでお受けしました。

思った通り、内装を外して確認すると、リペア跡の傷が残っています。

 

取り敢えず凹みの深い部分を戻すために、

修復された部分を拡げて、筋状になったところを戻せる様にします。

多分元の凹みは、こんな状態だったと思います。

(この作業の分だけ通常のリペアよりも一手間が掛かります)

ここまでしてから、通常のリペア作業に入って、出来る限り分からない様に修復していきました。

微妙なところが残っていますが、最初の状態と比べるとほとんど分からなくなったと思います。

お店の方からも、十分と言って頂けました。

デントリペアは作業者の熟練度によって、仕上がりが全く違ってきます。

デントリペアはあくまで修理方法の名前であって、作業するものによって、全く別の仕上がりになる修復技術です。最近はネットでデントリペアの道具も簡単に手に入りますので当店に来られるお客様の中にも、「修理をしてみたんだけど」という方がおられます。

単純な手順ですが道具があれば出来るものでもなく、あくまでも経験と実績により確立しているものですので、ご自身でされる場合はご注意下さい。

手直し作業も、前回の作業状態でよくなる物、どうしょうもない物があります。

今回はラッキーな例でもあります。

 

もちろんご自身で修理できれば一番いいのですが、

「無理かも!」

と思った場合はやり過ぎる前に、ご相談頂けると有り難いです。


レガシィ 左フロントドアの凹み

縦長の凹みで、典型的なドアチョップの凹みです。

大きさはリペアするのに問題はないのですが、少し深めです。

最終的に縦筋の凹みが残ってしまう可能性があったので、お客様にはその事を伝えて、了承頂いて作業しました。

写真で見て頂くとほぼ完璧です。

が…..

動画で見て頂くと縦筋が残っています。

凹みが深すぎた為、これ以上凹みを押し出すと元の高さより出過ぎてしまうため、ここで終了です。

確認用でライトで照らして、残ったところが一番良く見えるように撮影しています。

普通に見る限りでは、場所を示して、ここです!!

と言わない限りは、ほぼ見つけられない仕上がりにはなったと思います。

お客様にも、残ったところをシッカリ確認して頂いてたうえで、絶賛頂けました!!!

 


CX-5右リアフェンダーの凹み

右側のリアフェンダーの凹みです。

深さは少しありますが、大きさは十分デントリペアで修復可能です。

ただし、ここを直すには内装の脱着が不可欠です。

リアフェンダーの場合は、給油口があるとツールを挿入するのに苦労することが多いのですが、今回は給油口側ではないので、比較的楽に挿入出来ました。

ツールさえ入れば、あとは修理するのみです。

ほぼ完璧!直りました!!

凹みがあったとは多分誰も思わない出来になりました!!

どんな凹みでもここまで直る訳ではないのですが、すべての仕事がこうありたいと思いながら毎日作業しています。


プリウスαの左フロントフェンダー プレステライン上の凹み

プレスラインの凹みで、一番代表的な感じです。

プレスライン上の凹みで、問題になるのが深さです。

深すぎると凹みが直りきらず、塗装が割れてしまうこともあるので、慎重にリペアする必要があります。

今回はそのギリギリ位ですが、何とかリペア出来ました。

ほんの少し、よく見てもらうと、出し切れなかった凹みが小さくあります。

離れて見ると全く分かりません。

へこみがあったと知らない人なら、見つけることは困難な位には仕上がったと思います。

お客様も最初は分からないと言われましたが、残った部分を示して、シッカリ確認して頂きました。

とても満足して頂ける結果となりました。

 


BMW X1右リアドアの凹み

デントリペアの一番得意とする凹みです。

↑少し拡大!

ただし、ツールアクセスや仕上がり具合など色々考えた結果、今回は内装を外して作業しました。

ドア内部はこんな感じです。

幸いパネル裏側には、リペアに邪魔なブレス(骨)やシート(共振止め)なども干渉していないので、ツールアクセスもバッチリでした。

↑遠目で見ても

↑拡大して見ても、凹みがあったと言われても分からないレベルまで、リペア出来たと思います。

お客様にも完璧のお言葉を頂けました!!

 


ジムニー 左リアフェンダーの凹み

凹みの大きさ、深さ(修理跡が残るかどうかギリギリ位ですが)共に、デントリペアで対応可能な凹みです。

今回はお客様が、デント作業を見てみたいとの事で、見学して頂きました!

新型ジムニーは今回初めて触るので、少し内装のバラしに戸惑いましたが、基本的には前回モデルと多少違う程度だったので、あまり悩むこと無く外せました。

外して見ると、前モデルよりも凹みの裏の構造は明け透けで、ツールも自由に入るので、お客様とお喋りをしている間に終了しました。

少し傷があるので、その傷は残ってしまいますが、凹み自体はほぼ分からなくなりました。(動画で少し白く見える所がキズです)

作業開始時はお客様の前で少し緊張しまたが、作業が進むに連れ緊張も解れ、いつも通りにリペア出来ました。

お客様にもご満足してお帰り頂けたので、私も嬉しくなるお仕事でした!!

 


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