凹みの種類別

BMW ミニ 左右ドアの凹み

 

左右ドアに凹みがあります。

この部分の裏側には補強のパネルが貼ってあり、

硝子の隙間からではツールが入らない為、ドア内側を外し内部から作業する必要があります。(内張りを外しだけでは直せません)

↑右ドア内部

 ↑左ドア内部

もう何度もやっているので、外すこと自体は問題ないのですが、結構手間が掛かります。

手間を掛けた分しっかり綺麗に直すことが出来ました!!

ガラスの微妙な位置の調整もしないとダメなので、凹みのリペアの時間よりも、脱着にかかる時間の方が長くなります。

ただ、今回は鈑金塗装するよりも安価に、綺麗に仕上げる事が出来たと思います。


BMW ボンネットの凸、突き出した逆デント

 

凹みではなくエンジンルーム内側から突き出しています。

凹みではなく凸ですが、裏返せば凹みになります。

今回の様な場合は、突き出した部分を叩き落としてから、凹みにしてリペアしていきます。

↑凹みになりました。

かなり鋭利に突き上げていて、しかも筋状になっていたので完全に元に戻すこと出来ませんが、

リペアしたと知らなければ、ほとんど分からないくらいには出来たと思います。

お客様にも満足して頂くことが出来ました。

 


N-BOXリアゲートの大きな凹み?

ハッキリ言って綺麗に直すならパネル交換?くらいの凹みです。

凹みの直らない所、歪み、リアゲート下部のパネルぎわの折れている所等々、

お客様には鈑金塗装を強くお勧めしたのですが、目立たなくなれば良い!

との事でお引き受けしました。

とても綺麗に なりました。

パッと見は。

実際はこんな感じです。

ボディ色が白なので、ライトを入れずに見るとあまり目立たないのですが。

ぶっ通しでほぼ1日掛かりました。

それでもお客様にはとても満足して頂けたようで、笑顔でお帰りになられたので、私としても安心出来ました。

基本的にはここまでの凹みの場合はお断りするのですが、お客様の熱意に負けた場合はお引き受けします。

ただし、仕上がりは完全にお任せコースになります。


ボルボV70 左フロント、リアドアにまたがった凹み

以前にリペアさせて頂いたお客様からのご依頼です。

左が前ドア、右が後ろドア

写真は上から下へ見下ろしたものです。

別々に凹んだのではなく、巻き込んだ?

もしくは引きずった凹みです。

凹みの場所が悪いのと、パネルぎわが折れています。

「お客様から目立たなくなれば」とのことでしたのでお引き受けしました。

↑フロントドア内部。アウターハンドル、とキャッチ部分がパネルごと取れます。

↑リアドアはパネルだけで取れます。

ただ、どちらもドアビーム?のそばで、ツールが入りにくい場所でした。

パネルを外して見て初めて分かる感じです。

と言うか、外さないと作業出来ません。

この状態ならリペア出来ます。

パネルぎわが少し残ります。

↑上下から見た感じです。

↑前後から見た感じです。

凹みが深いのと場所が少し悪いのと、パネルぎわが折れている為ここらへんが限界です。

リアドアにどうしてもゆがみが残ってしまいました。

この後パワーウィンドゥのオート動作の復帰が、日本車と少し違っていて、ボルボで教えて頂きました。

お客様にしっかり確認して頂きましたが、とても喜んで頂けてホッとしました。

 

 

 

 


レクサスRX450h 右リアドアの凹み

デントの大きさ、形、ともにお手本の様な凹みです。

ちょっと深めですが。

ガラスの隙間からツールが届けば、文句無し!!

ツールを入れて見ると、よくある嫌な感触がありました。

凹みより少し離れた前後と、下は押せるのですが、

肝心の凹み部分が押せません!

仕方ないのでバラして見ると

ドア内部です↑

凹みの位置が、シール部分を狙ったかの様にピンポイントでこの場所でした。

ゴムの様な感じの固さのシールなのですが、このシールを取り除かないと、凹みの中心部が押せません。

取り除きました。

結局ドア内部からの方が、しっかりツールが入るので、そのままリペアしました。

テープの下部分が凹みがあったところです。

よーく見て頂くとほんの少しだけ、凹みが残っていますが、ほとんど分からなくなりました。

多分知らないと見つけられません。

お客様にも満足して頂けました。


アウディQ5 左フロントドアの凹み

 

ドア中央部分が凹んでいます。

小さい凹みに見えますが、赤丸部分に凹んだ時に出来た、張れ上がりがあります。

今回はメインの凹みよりも、赤丸で囲んだゆがみの方が大変問題です。

説明しにくいのですが、凹みが出来た時にかかった圧力がそのまま赤丸の部分に、張れ上がった形でダメージとして残った様です。

普通に見ているとあまり気づかない程度の張れ上がりですが、車から離れて見ると大きく歪んでいるのが分かります。

この場合ドア中央の凹みだけを直しても、上の張れ上がりがそのままになるので、薄く大きな凹みになってしまいます。

今回、ガラスの隙間からでもツールは入ります。

しかし仕上がりを考えると、ドア内側から直す方が良いのですが、ただ脱着費用が別途かかります。

お客様と相談した結果、より綺麗に直る方法を取ることになり脱着することになりました。

内張りを外すと多種多様なツールが入るので、ガラスの隙間からだけで作業するよりも効率良く、綺麗にリペア出来ます。

仕上がりの良さは、楽な姿勢で凹みが見やすい位置取りが出来て、使いたいツールが思うように使える事が重要です。

テープ上下の間が凹みのあった部分です。

今回は赤丸部分の修復に大半の時間を使いました。

今回の様に本来の凹みとは別に、少し離れた場所にダメージが出ているような場合は、中々スッキリ修復にはならない事が多いのですが、ほぼ完璧?にリペア出来ました!!

凹みを見つけた時に鈑金塗装で見積もりを取られた様ですが、結構高額だったようで半年以上そのまま放置されていたようです。

仕上がりを見て頂いた時に、「こんな事ならもっと早く持ってくれば良かった!」

と、大変喜んで頂けました。

 

 

 

 

 


RAIZE ルーフのデント 多数あります。

全部で8ヶ所ありました。

猫かタヌキが乗ったのかも、とお客様は言っておられましたが、凹み自体が深く、プーリングでは凹みを小さく出来てもそれが限界で、分からなくする事は出来ないと判断しました。

車内側から内装を外して、プッシュツールでのリペアの必要があります。

内張りを外に出す必要はありませんが、全体を落とすまでにはバラす必要がありました。

カメラアングルが一定ではないので、分かりにくくてすいません。

凹みが深く、無理をすると塗装面が割れる恐れがあったので完璧にリペア出来たわけではありません。少し残った部分もありました。

それでも、凹んでいた場所を知っていて、その上でよく見ないと分からない程度には修復できました。

お客様には仕上がりをしっかりみてご確認頂き、ご満足いただけました。

今回はルーフの他にボンネットの凹みも一緒に作業しましたので余裕をもって丸々一日お預かりさせていただいています。ボンネットの方は写真を撮り忘れてしまいました。

 


ベンツ E220右リアドアの凹み

 

右リアドアの標準的な凹みです。

旧車の場合は、鈑金塗装で直してしまうと、修理したところの色艶が変わってしまうため、デントリペアでと依頼される事が多々あります。

型が古いので、塗装面の劣化が気になるところでしたが、今回はキチンと手入れされていた車だったので、塗装に影響が出ることなくリペア出来ました。

ただし、ここを直すのに内装の脱着が必要だったのですが、車自体が古いので、下手に外そうとすると部品の破損が気になるところでした。

幸い今回は、旧車のレストアを専門にされている業者様からのご依頼だったので、この車種の構造をよく把握されていた為、脱着して頂けました。

この黒いL字型の爪で内張りをドアパネルに引っかけているのですが、知らないと通常は手前に引っ張って外そうとするため、爪が折れてしまいます。

勉強になりましたm(__)m

ここまでしてもらうと、後はリペアだけなので難なく完了しました。

仕上がりはほぼ完璧だったので、業者様にも確認して頂きOKをいただけました!

20年以上やっていますが、未だに知らない構造の車がいっぱいです。

一つ一つ覚えるしかないんでしょうね。

 

 


フィット 右リアドアの凹み 2ヶ所

基本的なデントです。

内装等の脱着無しで、ガラスの隙間からリペア出来ます。

凹み自体も問題なく、ツールアクセスもバッチリです。

↑凹み後側

↑凹み前側

どちらもほとんど完璧?な出来上がりです。

凹みがあった事を知っていても、まず分からない位に修理出来ました!!

当店に来られる前にディーラーで修理の見積もりを取ると、鈑金塗装でなかなかいいお値段だったらしいので、尚更満足して頂けた様です。

凹みにもよりますが、鈑金塗装の前に一度ご相談ください。

 


いすゞ 4tトラック ルーフの凹み

ルーフの後、中央部分が凹んでいます。

ユニックなのでこの後にあるクレーン部分が前方に振っていたのに、キャビンを上げてしまい凹んでしまったようです。

ただ車体が大きくルーフの部分も高いので、デントリペア用のライトが届きません。

仕方がないので写り込む景色を見ながら、何とかリペアしました。

ただし傷は直せませんので、凹みさえ直して貰えれば、後は自分で塗装しますとのことでした。

↑車内からの画像です。

天井の内張りを外すと凹んでいる部分がハッキリ凸になっていて、見ただけでここが凹み部分だと確認出来るくらいには凹んでいました。

通常のリペアの様に、写り込んだライトを見ながら作業は出来ないので、ほとんど裏側からの凸部分を確認しながら勘でリペアしました。

押し出しの加減が全く分からないので、ほぼ手の平で凹凸の感じを確認しながらですので、荒出しに近い作業になります。

見にくいですが、傷がなければほぼ分からない位には凹みが上がったのですが、細かい凹凸は残っているので、綺麗に完璧に直すには薄くパテを入れて塗装する必要はあります。

お客様はここまで直してくれれば後は何とか出来るとの事でした。

ドアやフロントパネル位なら、ほぼ乗用車と変わらないのですが、ルーフの時は結構苦労します。

ユニックのブームが前方に向いている時は、絶対にキャビンを上げないで下さいね!!

 


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