凹みの種類別

エクリプスクロス 左リアフェンダーの凹み

基本のデントリペアです。

本来はこのくらいの凹みを直す技術です。

私がデントジャパンでデントリペアを教わって卒業した時は、このくらいの凹みが1日掛かって直せるかどうかという凹みでした。(その頃は講習生が皆、時間が掛かっても、これくらいが直せれば卒業と言う感じでした)

1999年に開業したので、もう23年になります。

今では何とも思いませんが、その時はドキドキの毎日でした。

プーリングでも直せなくはないのですが、精度を求めるなら、やはりプッシュの方が確実に直ります。

ただ、給油口側なので内装を外してツールが入るか確認する必要があります。

今回は問題なく入りました!(たまに入らない車種があります)

このくらいの凹みでも、最終的にどうなるかは今でもやって見ないと分からない所がありますが、今回はほぼ、完璧?に直ったと思います。

 


RAV4 ルーフ他の凹み 雹害車

 

昨年の大阪であった雹害車で、今まで修理していなかった車両です。

全部を載せるとブログページの掲載容量を軽く越えてしまうので、ほんの一部です。

ルーフやピラー、ボンネット、ドア、フェンダー等々あちこち凹んでいました。

ルーフは当然内張りを外して作業しました。

凹みの数もかなりあり、他の場所も含めると時間が結構かかります。他の業者様やお客様の修理もあるので、5日~1週間程度お預りしての作業です。

ツールを何種類も使い分け、ライトの位置を少しずつ移動しながら、一つ一つ丁寧に直して行きます。

凹み自体のダメージは大したことはないのですが、数があるので根気のいる作業です。

同じ角度のカットで撮ることが難しいので、似た様な感じの動画になりますが、参考になればと思います。

 


MAZDA3 右フロントドアの凹み

前回もMAZDA3でしたが、前回は業者様からのご依頼で出張作業です。

今回は同じ車種ですが、別のオーナー様のお車で、当店での作業になります。

右フロントドア下方の凹みです。

幸いプレスラインは潰れて無かったので、比較的楽にリペア出来ました。

凹みの大きさは小さいですが、深さはギリギリくらいです。

内装を外してリペアしました。

内装を外した写真は撮り忘れました。

マスキングテープの下が凹みのあった所です。

作業し始めると思ったよりも浅く、クセのある凹みでは無かったので綺麗に直ったと思います。

ライトを入れて撮影しても、マスキングテープが無ければ凹みの位置は、まず分からない仕上がりになりました。

1時間程の修理だったのと、お客様が是非見てみたいと言うことで、見学しながらお待ちして頂きました。

仕上がりに関しては、お客様に絶賛して頂ける出来になりました。


MAZDA3 リアゲートの凹み

荷物を車の後ろに入れようとして、誤って落としたらしいです。

大きな曲で凹みの上下部分には、凹んだ反動で張れ上がっています。

完璧には無理ですが、目立たなくなら何とでもなります。

↑ライトを入れてなくても少し歪みが残っているのが分かると思います。

修理前よりもライトの位置を深くずらして、一番歪みの残っている事が見える様に、リアゲートの高さ、角度を調整して映しています。

普通に見る分には、ほぼ、気付かないくらいにはなりました。


N-BOX リアゲート複雑な凹み

なかなか複雑に凹んでいます。

元の様に綺麗に直すには鈑金塗装が最適です。

実は当店にはこのようなデントリペア向きでない相談が頻繁にあります。

お客様にはデントリペアと鈑金塗装の違いや、双方のメリット、デメリットをご説明してジックリ考えて頂いてどちらで修理するかを選択して頂いています。

今回は修理費用の関係で、デントリペアを選んで頂きました。

写真だとそこそこ綺麗に直った様に見えます。(リアゲートの一番下はパネルが、二重の合わせになっているのと、凹みが深すぎるのでこれ以上は直せません。

ライトの映り込みが無ければ、凹んでいた事はほとんど分からないくらいには直りました。

ライトを入れて見ると、直り切らなかった所が良く分かると思います。

残った凹みを直すには、鈑金塗装でパテ埋めするしかありませんので、ここまでが限界です。

お客様にはこの様になる事は事前にご了承して頂いていたので、ご満足して頂けました。

 


50プリウス 右フロントフェンダーの凹み

フェンダーとドアパネルの境目から大きく凹んでいます。

綺麗に直すには鈑金塗装、もしくはパネル交換がお勧めです。

修理費用の事もあり、お客様と色々考え検討した結果、今回はデントリペアを選択して頂きました。

黄色で囲んだ部分は、塗装面が割れる、もしくは荒れる可能性が高いので、深追いはしないと言うことでリペアしました。

ライトを当てると小さな凹みが残っているのが分かります。

パネル自体もかなり伸びているので、一番見栄えの良い所で終了しました。。

ドアとフェンダーの境目部分に少し凹みが残ります。

普通に見る分には、ほぼ気にならないくらいにはなりました。

大きく凹んでいたのが、ほとんど目立たなくなったので、お客様には満足させて頂けました。

 

 

 

 

 


アルファード 左フロントドアの凹み

フロントドア、アウターハンドルの上が凹んでいます。

ここの穴からツールが入りそうに思えますが、実は届きません。

ガラスの隙間からもツールが入りそうに見えますが、微妙に届きにくい。また、ドアガラスのモールも痛める危険があるので、内装を外しました。

外してみると、デッドニングしてありました。

綺麗に施工してあるのですが、そのままではツールが入らないので、一部を外してリペアしました。

ここからならツールアクセスがバッチリです。

キズがあるので凹んでいた所が分かります。

この後コンパウンドで軽く磨くとほぼ分からなくなりました!

お客様にも満足して頂け、ホッとしたお仕事でした。


トヨタ ピクシスメガ 右フロントドア プレスラインの凹み

プレスライン上がガッツリ凹んでいます。

車名はトヨタですが、元はダイハツです。

ダイハツ車の場合この部分は大体裏側が袋状になっています。そのままではツールが入らないので、内張りを外し、ガラスも外します。

ガラスを外すと凹みにツールが届く穴があるので、そこからリペア出来ます。

凹みはほぼ消えましたが、当たった時の薄いキズが残りました。

このキズは磨いても消えない(消そうとするとクリア塗装が剥がれます)ので、そのままです。

思ったよりも良い仕上がりになりました!

 

 


MINI COOPER 左ドアの凹み

 ドアに目立つ凹みが2ヶ所あります。

凹みが深く、プーリングでは凹みを直しきれないので、プッシュツールで押し出す必要がありました。

この内張りを外すのが結構手間が掛かります。

ドア裏に貼り付いている補強のパネルの下側の中に凹みがあるので、内装を外さないとツールが入りません。

少し修理跡が残る部分がありますが、お客様には大変満足して頂けました。

この車種の内張りは結構外しているので、馴れていますが、ドアガラスの調整もキッチリしないと閉まり具合や風切り音の原因になるので毎回苦労します。

 


カローラツーリング 右フロントドア プレスライン上の凹み

プレスライン上にかなり深い凹みが出来ています。

他店様で見てもらったところ凹みを見ただけで断られたそうです。数ヶ月モヤモヤした気持ちを抱えたまま過ごされて、今回当店にご相談いただきました。

今回は、プレスライン上でパネルの堅い部分が凹んでいるので、多少修理跡が残る事、

塗装が割れる可能性があること、

ヒズミが残る事、

ほぼ完全に分からない様になる事がご希望であるなら鈑金塗装の方が良い事など細かく説明しました。

お客様自身は塗装の変色、パテの跡が出る事の方が後々心配なので、それよりは「デントリペアを」と言うことでお引き受けしました。デントリペアのメリットを見てくださったのは嬉しいですね!

堅い部分の凹みなので、それなりに力をかける必要があります。内装を外してガラスも外して作業しました。

塗装が割れる事も承知して頂いていたので思いきってリペアに集中する事が出来ました。

ただ、一番深い部分は縦筋状に残ってしまいました。

もっと滑らかにリペア出来れば良いのですが、鉄板の性質状ある程度無理な部分が出てしまいます。

修理跡が良く分かる様にライトを入れて撮影していますが、普通に見るとそれほど目立つ仕上がりではありません。

鈑金塗装だと一部分のダメージの為にドア全体、特に色、肌、全体的な印象が変わってしまう事を凄く気にされていたので、とても満足して頂けました。

当店ではメリットの説明は良い事なので説明は省略しますが、デメリットはきちんとお伝えする事にしています。

その事をご了承していただいた上で、可能な限り精一杯の対応を心がけて作業しています。

デントリペアの作業はゼロか百ではなく、可能な限り百を目指す修理方法です。

作業途中でイレギュラーの起こりうる修理方法ですので、完璧、100%の完成をお望みのお客様にはお勧めしない様にしています。

お客様の納得のいく方法をご提案させて頂きたいと思っています。


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