職人のひとりごと

シトロエンC3 左リアドアの凹み

芯のある小さい凹みです。

キズもあります。

ガラスの隙間からツールを入れて見ましたが、凹み部分にはアクセス出来ず、内装を外して作業しました。

↑内張りを外すとこんな感じです。

このままではツールが入りませんので、白いシートもめくりました。

↑この部分からツールを入れます。

ただ、パネル裏の袋状の部分に凹みがあったので、ここからまたもう一苦労ありました。

ここの袋状になっている奥の所に凹みがありました。

パネルを止めているシールを少し削り取り、どうにかツールが入る様にして、やっと作業開始です。

凹み中心部が少し深いのと、ツールアクセスの悪さがありましたが、何とかお客様には満足して頂ける仕上がりになりました!

少し深いキズ(コンパウンドでは消せませんでした)がありますので修理した位置が分かりますが、お客様には満足してお帰り頂け、ホッとしました。


VWトゥーラン 左リアフェンダーの凹み

リアフェンダーのプレスライン上に、ライトの部分とその後ろに一ヵ所、計二ヵ所凹みがあります。

内装を外して作業しました。

内装を外すと以外にすんなりツールが入りました!

あとはリペアです。

分かりにくいですが、ほんの少し荒い部分が残ります。

お客様には絶賛して頂けました!

ツールがキッチリ入ってくれたので助かりました。

プーリングでは、なかなかこうはリペア出来ません。


JEEPリアハッチの突き上げ 三ヵ所

 

もう少しマシになればと、ご相談頂きました。 

ただ、この車種は普通車と違い鉄板が分厚過ぎて、何処まで直せるかはやってみないと分かりません。

ほぼ、お任せと言う事でお引き受けしました。

「ポンチでかなり叩いて落とせる所まで落として、その後落ち過ぎた廻りを押し出す」

と言う作業を何度も繰り返して、出来る限界までリペアしました。

戻し切れない所もありますが、お客様には大変喜んで頂けました。

この車種は何度かリペアした事がありますが、パネルがかなり分厚い為、通常なら直せる程度の深い凹みや突き上げでもこの車はかなり厳しいです。

古い車ですが車体はかなり整備が行き届いていて、良い状態だと思います。

お客様のかなりのお気に入りの一台でしたので、これからも大事に乗って頂ければと思います。

 

 

 


キックス左フロントドアの凹み

プレスラインを潰してガッツリ凹んでいます。

凹み上部には張れもあります。

目立たなくなればと言う事でお引き受けしました。

プレスライン部分の凹みを出すのが硬すぎ、力が掛けられないので、ガラスも外して作業しました。

少し荒い部分とプレスラインの凹み中心部が残りますが、ここまでが限界でした。

ただ、普通にライトを入れずに見る分にはほとんど分からない仕上がりにはなりました。


ボルボS60 ボンネットの凹み

ボンネットにポツンと凹みがあります。

白色のボディで日光が当たるとあまり気にならないのですが、日陰に入ると凄く目立つとの事でご依頼頂きました。

通常はボンネット裏はインシュレーターと言う黒いカバーで覆われているのですが、外して見ると

こんな感じで骨だらけでした!

必然的にツールを入れる部分が限られて来るので、リペアし辛い状況になります。

穴を空ければ良いのですが、それは最終手段です。

あと、空けるにはボンネット表面との空間があまり無いので、ドリルで外鈑を突き上げる可能性が高い為、リスクを考えるとやりたくありません。

何とかツールを入れてリペアしました。

普通に見る分には分からない仕上がりになりましたが、

ライトを入れて見ると凹みが深く、パネルが伸び過ぎているので少し残っているのが分かると思います。

凹んでいた事を知らないと余程でないと見つけられないので、仕上がりはご満足して頂けました!

 


レヴォーグsti左リアドアの凹み

 

小さい凹みですが、少し深めです。

本当ならガラスの隙間からツールを入れて作業したいのですが、凹みの中心部分が捉えにくかったのと、水切りモールへのダメージを与えない様に内装を外して作業しました。(錆び止めもしますので)

赤丸の部分が凹んでいた部分です。

白い線キズがありますが、そこが凹んでいた所です。

作業後、白い完全にれませんが、かなり薄くする事は出来ました。

凹み自体はほぼ完璧に直せました!

 


フリードの左ルーフピラーの凹み

 

うっすらですが、変な凹み方をしています。

この部分はツールが入らないので、プーリングでの作業になります。

プッシュよりも精度が落ちますが、目立たなくと言って頂ければ何とかします。

ライトを入れて映しているのは、状態をシッカリ見て頂く為にしているのですが、

ライトを外して、普通に見る分には分からないと思います。

お客様にもシッカリ確認して頂いて、十分納得して頂きました!


N-BOX 右スライドドアの凹み

ポチッと凹んでいます。

現行N-BOXの場合、最悪内張りを外してもツールが入らないので、モジュールパネルと言う部品を外さないとリペア出来ない事があります。

そうなると作業時間と費用が結構掛かります。

ただ、今回は幸いにもガラスの隙間からリペア出来ました。

↑こんな感じで作業します。

ほとんど完璧にリペア出来ました!!!

この車種の場合はほんの少し凹みの位置がズレると、全くと言って良い程時間と費用が変わります。

出来るだけお安くとは思うのですが、可能な限り完璧を目指して作業致します。

 

 


スバルG4 左フロントドアの凹み

上と下の写真をみてどう思いますか?

分かる人はプロです。

写真なので分かりにくいと思いますが、点の凹みではなく、少しですが横引きの凹みです。

上の写真だけだと丸い普通の凹みに見えます。

ただ、下の写真を見ると横長に当たった凹みだという事が分かります。この判断が大切です。

これが分かるかどうかで仕上がりが変わります。

深い凹みの場合はこの限りではなく残ってしまうことはままありますが、横引きの凹みを点の凹みと間違えて直そうとすると、横長の修理跡が残ります。

これに気づくかどうかが経験値です。

単純に見える凹みですが、本当に簡単な凹みは中々ありません。

今回はドアビームの所に凹みがありました。

少し作業しにくいですが、問題なく直ります。

凹みとしては理想的ですので、比較的短時間で終了完了です。

デントリペア自体は単純な技術で、押し出すまたは引き出すだけの作業ですが、色々な知識、経験、テクニック等が混ざった技術だと思います。

私自身の持論ですが、リペア(修復)である以上完璧、100%と言う物は提供出来ません。

後はお客様が求める物と、こちらが提供出来る物とが何処まで寄り添えるかだと思います。

そして、限りなく100%に近づける努力をするのが私の

仕事です。

 


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