ドア中央部分が凹んでいます。
小さい凹みに見えますが、赤丸部分に凹んだ時に出来た、張れ上がりがあります。
今回はメインの凹みよりも、赤丸で囲んだゆがみの方が大変問題です。
説明しにくいのですが、凹みが出来た時にかかった圧力がそのまま赤丸の部分に、張れ上がった形でダメージとして残った様です。
普通に見ているとあまり気づかない程度の張れ上がりですが、車から離れて見ると大きく歪んでいるのが分かります。
この場合ドア中央の凹みだけを直しても、上の張れ上がりがそのままになるので、薄く大きな凹みになってしまいます。
今回、ガラスの隙間からでもツールは入ります。
しかし仕上がりを考えると、ドア内側から直す方が良いのですが、ただ脱着費用が別途かかります。
お客様と相談した結果、より綺麗に直る方法を取ることになり脱着することになりました。
内張りを外すと多種多様なツールが入るので、ガラスの隙間からだけで作業するよりも効率良く、綺麗にリペア出来ます。
仕上がりの良さは、楽な姿勢で凹みが見やすい位置取りが出来て、使いたいツールが思うように使える事が重要です。
テープ上下の間が凹みのあった部分です。
今回は赤丸部分の修復に大半の時間を使いました。
今回の様に本来の凹みとは別に、少し離れた場所にダメージが出ているような場合は、中々スッキリ修復にはならない事が多いのですが、ほぼ完璧?にリペア出来ました!!
凹みを見つけた時に鈑金塗装で見積もりを取られた様ですが、結構高額だったようで半年以上そのまま放置されていたようです。
仕上がりを見て頂いた時に、「こんな事ならもっと早く持ってくれば良かった!」
と、大変喜んで頂けました。