ドアの表面を押された時に、この裏側にあるサイドドアビームがあった為、凹まずに張れ上がった凹み?逆パターンの突き出しになっています。
写真では15センチ程度の突き出しに見えるのですが、実際には縦横30センチ超えのダメージです。
業者様からのご紹介で、お客様と直接お話させて頂いた上で、ある程度のヒズミと修理跡が残る事を了承してもらって作業しました。
お客様からは鈑金塗装だとかなり高額な修理になるし、安上げの鈑金塗装だと塗装の変色やヒズミが残る上、それでもそこそこの修理代が掛かるので、「それならいっその事デントリペアで!」と言う事でご依頼して頂きました。
作業範囲が広いため、ドア内部からのツールアクセスは当然ですが、ドアガラスも外してあらゆる方向から作業する必要がありました。
他のお客様からの仕事もあり、朝からお預りして結局夕方近くまでお時間を頂いての修理です。
突き出した凹み?を直す場合は通常の作業より少し手間が掛かります。
まず張れている部分を表面から叩いて、一度凹みにした上でもう一度凹みを上げ直す必要があります。
色々試行錯誤した上でジックリ慎重に作業しリペア出来ました。
少しライトの写り込みがズレるのが分かるでしょうか?
張れ上がりがヒドイためこれが限界です。
しかし、お客様には思った以上の仕上りにリペア出来ていたので、とても喜んで頂けたようです。
紹介して頂いた業者様にもお客様からご満足のご連絡があったようで、私も安心しました。
どんな凹み、張れでもこうなる訳ではありませんが、可能性があるなら努力しますので鈑金塗装の前に一度ご連絡頂ければ幸です。